とりの巣カフェの魅力

私は物心ついた時から、みんなが穏やかに平穏に過ごすことをそして、自分の心の中が平穏に穏やかに過ごすことを願っていました。
それは無難に過ごすことを選んできたといえるかもしれません。
争いや非難は嫌いでしたから、余計なことは言わない、当たり障りのないところを選ぶ、自分はいつも明るく元気といわれるのが好きでした。
そして元気の源を自分自身からと思うと共に、「女は愛嬌」とか「一に辛抱 二に辛抱 三、四がなくて五に辛抱」「七転び八起き」という言葉を好んで使っていました。
私は初恋だった人と結婚をし、4人の子供に恵まれ、大好きな故郷の地で生活ができるなんて幸せだろうか。
と思う自分と、なぜかそう思わなくちゃと思っている自分がいました。

それと同時に「良い嫁であり、良い妻であり、良い母であること」を目指していました。
とにかく周りからの自分を意識して自分創りをしていました。
そんな30代は、なんだか一生懸命なんだけど満たされない感があり、こんな気持ちをなんでも打ち明けられる縁側のおばあちゃんみたいな人に会いたいなぁと思っていました。
そんな時も、大好きな故郷の山や空気や風はいつも私を見守ってくれました。


そして40歳の誕生日を迎えるころ、ここで生活して限られた環境の中で限られた出会いの中で終わるのは嫌だなぁ。私はもっとたくさんの方と出会いたい。という思いがわき始め、四国以外の方々とのご縁が増え始めました。
人はご縁で世界が変わる。ご縁で人生も変わる。世の中には素敵な素晴らしい方がたくさんいる。繋がるご縁が不思議でもあり必然ベストと思えるようになりました。
たくさんの方々とのご縁が増えると同時に大切な二人との別れもありました。


ひとりは、実弟との別れです。突然の死でした。
私は二人姉弟で、弟は家業の林業を手伝い頑張っていました。
若い従業員の方も入りこれから弟に任せられると父も思っていた矢先でした。
弟の死をどう受け止めていいのか・・・。
突然のことで悲しみと寂しさの中にいた私に、当時大学生だった娘が「お母さん、これは悲しいことじゃ寂しいことじゃないんだよ。凄いこと素晴らしいことなんだよ。」と言葉をかけてくれました。
娘もなぜそんなことを言ったのかわからないと後からいいましたが、私はその言葉に救われました。


そして、もうひとりは義弟との別れです。
義弟は半年あまりの闘病生活後に亡くなりました。
義弟は主人と一緒に家業の土木業で頑張っていました。
義弟は家業をやりたくて一度地元を離れていましたが、ふるさとに帰ってきました。この二人の弟は、ふるさとが好きで、これから地元に貢献しながら頑張ろうとしていた二人でした。

そして、私はこの二人の死で、いつか自分の夢を果たしたい、未来準備が整えば自分の夢を果たしたいと思っていた自分の気持ちを改めて思い出しました。
「いつか」の保証はないということにも気付かせてもらい、やりたいことがあるなら今本気でチャレンジしようと背中を押してくれました。
そして、大好きなふるさとの地に訪れ・学び・交流の場となるみんなのユーとビア「みんなの田舎、心のふるさと」づくりがスタートしたのです。
私のここでの理想は、縁側のおばあちゃん的存在になることです。
たくさんの皆さんを、「おかえり」と笑顔で迎えられる、そしてあたたかく思いを訊ける存在になりたい。
ここはみんなの田舎・心のふるさと「帰っておいで♪」
そして安らぎと調和の拠点となり、ここの大地も山も川も喜んで迎えてくれる。
そんなことを願って「とりの巣カフェ」が生まれます。

みんな「巣」に集いましょう。
「とびっきりの笑顔」
「林業家の父が目利きした、素晴らしい天然乾燥の木材を使っての、木のエネルギー最高の建物」
「優しい・田舎の食」を用意して待っています。
『お・か・え・り』
そして、この田舎は人生の勉強の場。
素敵な仲間が集い今を楽しむ。
そんな「とりの巣」に訪れてみませんか・・・。

〒779-5333
徳島県三好市山城町大野496-3
TEL 0883-86-2650
OPEN 10:00~18:00
CLOSE 水曜・日曜